音楽経験ゼロ、ピアノ経験ゼロの初心者によるバイエル練習の記録です!
バイエル80番から85番までの難易度
まずは、ピティナ(PTNA/一般社団法人全日本ピアノ指導者協会)のピアノ・ステップによる分類を見ていきますね。
ピアノ・ステップによると、
バイエル80番から85番までは「基礎4」
これは全23段階あるステップの下から6段目で、ついに基礎レベルの後半に突入です!楽しみ!
それぞれの曲を実際に弾いてみた感想
では早速、実際に弾いてみた感想を書いていこうと思います。
今回も難易度の参考として、各曲1~2小節分の画像をつけておきますね!
バイエル80番
いやいやいや、ちょっと待って!?バイエルさんってば急に難易度上げ過ぎだから!!!
えーと、まずニ長調で最初からシャープが2個ついてるのに加えて、あちこちに臨時記号↓

装飾音にアクセント、入り乱れるト音記号とヘ音記号で腕交差↓

そして速めのテンポ……。
なかなかキツかった。かなり練習を要しました。
「基礎4」ってこんなに難しいの……!?
そして、この「ミ#」とかいう謎の音ですよ↓

このとき弾くのは普通の「ファ」と同じ鍵盤。でも「ファ」ではなくて、あくまでも「ミ#」!
これ、音楽知識のない人間あるあるで「シャープとかフラットとかがついてる音=黒鍵」だと思いこんでましたが、違うんですね~!
白鍵も黒鍵もすべてカウントして、「鍵盤1つぶん右に移動する」と「半音上がる」と。
へえ〜勉強になった!
あと、もう一つ音楽知識のない人間あるあるで
「それなら最初から『ファ』のところに音符をつければ良いのでは?」
などと思いましたが、これはこの曲がニ長調で、「ファ」は基本的にシャープがつくっていう状況が関係してるのかな……?
楽譜読むのって、時々謎解きっぽくて面白いですね。今度、楽典の本も買ってみようっと!
バイエル81番
さて、81番です。80番と同じ4分の3拍子だし、左手の伴奏も似ています↓

調号が80番より1つ多く♯3つ、しかも臨時記号の♯もある。キツイ。
特にこの辺りの指遣いは苦労しました……↓

総じて、80番を弾く前の私だったら「81番はとても難しい」と感じてたと思います。でも80番を練習した後なので、「まぁこれくらいなら何とか……」という気持ちでした。そして実際、何とかなりました!
バイエル82番
ホ長調が初登場↓

♯4個って正気ですか??
80番→81番→82番で♯2→♯3→♯4と調号を増やしていくとか、バイエルさん意外と鬼では……?
そんなことはさておき、ソにシャープが付くのが多分初めてだったので、そこで結構ミスをすることが多かったです。
あと、加線が多すぎて↓

指の現在地を見失いがちだったなぁ、臨時記号も出てくるし。
でも、これも81番と同様に「80番をクリアした今なら大丈夫!」と思える難易度でしたよ!
(80番の衝撃がショック療法みたいになってるw)
バイエル83番
ハ長調、臨時記号もゼロ、ほとんど片手奏……。

急に随分とシンプルな曲ね?
これはもしかして、嵐の前の静けさなのかしら……??
バイエル84番
右手も左手も、オール2重音です↓

うーん、2重音って単音とは違う難しさがありますね!自分でも指の動きがぎこちないのが良く分かる。
ああ、あと、普段は出来るだけ手元を見ないように弾く練習をしているんですが、これは楽譜を丸暗記して手元を見ないと全然弾けませんでした……!
手がね……右往左往しちゃうんですよね……(汗)
バイエル85番
ここでヘ長調が初登場です。これは結構弾きやすい!
ちょっと苦戦したのはここです↓

右手が分散和音の伴奏で、左手がメロディという部分。
左手と比べると、やっぱり私の右手はまだまだ分散和音の経験値が低いなあと痛感しました。
弾いてみた感想まとめ
80番で急激に難易度が上がり、しかも80番→81番→82番で♯2→♯3→♯4と調号が増えていった時にはどうなることやらと思いましたが、どうにかこの難局を切り抜けました!!
かと思えば、83番はカノン、84番は2重音、85番は右手の分散和音という「バイエルっぽくない」曲が並んだり。
なかなか面白いセクションでしたよ!