音楽経験ゼロ、ピアノ経験ゼロの初心者によるバイエル練習の記録です!
バイエル96番から100番までの難易度
まずは、ピティナ(PTNA/一般社団法人全日本ピアノ指導者協会)のピアノ・ステップによる分類を見ていきますね。
ピアノ・ステップによると、
バイエル96番から100番までは「基礎5」
前回と同様の「基礎5」レベルが続きます。気を引き締めていきましょう!!
それぞれの曲を実際に弾いてみた感想
では早速、実際に弾いてみた感想を書いていこうと思います。
今回も難易度の参考として、各曲1~2小節分の画像をつけておきますね!
バイエル96番
この曲は、いろいろな要素が盛り込まれているなーという印象です。例えば、右手と左手の役割が入れ替わるとか↓

バイエルでは珍しく、右手の和音があるとか↓

まぁでも、全体的には割と弾きやすかったです!
あ、テンポがアレグロなのは無視させてください、ムリなのでw
バイエル97番
16分音符で重音を滑らかに弾くって難しい〜↓

あと、9小節目から始まる左手の「ソファ#ソッソ↓」の繰り返しも難しかったです↓

でもこの「ソファ#ソッソ↓」は何だか楽しくて好きでした。
難しくても好きなところは頑張れるわ!
バイエル98番
98番は、右手の「付点8分音符+16分音符」が先にスタートして、そのあと左手の伴奏が始まるという構成↓

これがずーっと続きます。
この「スタートがズレる(そしてそれが最後まで続く)パターン」は今までにも何度かありましたが、その中でも98番はかなり弾きにくい方でした。
最初は大丈夫でも、途中でその「ズレ」がおかしくなるんですよね。右手を左手のスタートを同じにしたいという補正本能みたいなものが働いてしまって(笑)
「ズレ」をキープし続けるっていうのも、なかなか難しいんだなー。
バイエル99番
変ロ長調が初登場!

黒鍵から始まる変ロ長調の指使いが今までと違って何だか新鮮ー!
全体的にはさほど難しくなくてクリアも早かったです。テンポがアダージョ(ゆるやかに)なのが初心者に優しい!
バイエル100番
100番はなんとなく80番に似ているかなーという印象です。80番をさらにレベルアップした感じというか↓


- 装飾音
- 保持音
- 16分音符
- アクセント、スラー、スタッカート
- 腕交差
- 8vaという高音域
いろいろな要素がてんこ盛り!
個人的にはこの100番と、あと102番、104番がバイエルの集大成だと思います!
弾いてみた感想まとめ
ふと気がついたんですけど、
- 95番から98番までずっと8分の3拍子
- 96番から98番までの左手は「単音+2重音+2重音」の伴奏がメイン
- 98番は89番と似ている
なるほど~、バイエルさんはこういうのが好きなんですね?
バイエルも終わりが近づいてきて、ようやく作者の好みというか作風が分かってきた気がしますw
良く言えば作風。でも、悪く言えば偏り。
私の目標である「基礎固め」のためには、他の作風にも触れる必要があるなと改めて思わされました。
とはいえ、ロマン派とかバロック派とか古典派とか何とか、そういうことすらまだ良く分かっていないので、まずはその辺を調べることから始めてみようと思います!