ブルクミュラーの10曲目です!
今回も、使用テキストはこちら↓
Amazonで見てみる楽天で見てみるというわけで今回も、ブルクミュラー恒例のイメージトレーニングからやっていきたいと思います!
やさしい花 (Tendre fleur)」のイメージトレーニング
まず、「新こどものブルクミュラー」からの問いかけとして
あなたは何のお花が好き?ごうかなバラや、かれんなスミレなど、イメージするお花にあわせて、ひきかたをかえてみましょう。
新 こどものブルクミュラー 25の練習曲 表現力がぐんぐん育つ!はじめてのイメージトレーニング
私の好きな花……うーん、チューリップかな?
チューリップは、咲いている花の部分はもちろん、葉の部分が好きですね!!
私は結構「葉」の形や色に目がいくタイプでして、チューリップの葉っぱがとても好みなのです♪
というわけで、私がこの「やさしい花」を弾く時の「花」のイメージは、チューリップでいこうと思います!
「チューリップ」のイメージ
チューリップといえば球根から育てるイメージが強いと思うんですが、実はちゃんと種子から育てることができます。
ただ、種子から育てると、花が咲くまでに5年くらいかかるんですよ!
他の多くの草花が種まきから僅か数ヶ月で花を咲かせ、種をつけて繁殖していく中で、チューリップはたった1つの球根を大きくしていくだけの4年間。
土の上に出て「日の目を見る」のは、たった1枚の葉っぱだけ……という4年間。
その間に摘まれたり土が乾燥したりしたら、花を咲かせることもなく、次世代を残すこともなく、消えていってしまうチューリップ……。
(;ω;)ブワッ (涙)
あ、えーと、「やさしい花」のイメトレでしたね(笑)
とにかく、4度の冬を耐え忍んで、5年目には葉も2-3枚に増え、大きな美しい花を咲かせて、種をつけることもできるようになるチューリップ。
だからチューリップの「やさしさ」は、天真爛漫で無邪気な「やさしさ」ではないはず。
同期の草花がどんどん開花していく中、自分の持てる力をコツコツと蓄え続け、幾度もの厳しい冬の時期を乗り越えて、ようやく開花したという、
辛酸を舐めてきた遅咲きの苦労人だからこそ出せる「やさしさ」だと思います!
下手でも、ぎこちなくても、真面目に真摯に一生懸命に取り組めば、受け入れてくれるような「やさしさ」。
逆に、上手でも、スマートでも、舐めた態度で取り組んだらすっごい怒られそうな感じの……。
だから、「やさしい花」を演奏するときには、どこかに「厳しさ」を入れたいですね!
優しさの中に厳しさが垣間見える、そんな感じに弾けたら良いな!