ピアノ・ペダルテクニック(13) Exercise 8 曲想に合ったペダルの使い方

今日は、こちらのテキストから↓

ピアノ・ペダルテクニック ~ピアノの美しい響きと表現のために~ 基礎編 【DVD付】

曲想に合ったペダルの使い方を学んでいきたいと思います!

濁らなくても、踏みっぱなしにしないペダリング

この曲の各小節は和音で構成されているので、1小節間ペダルを踏みっぱなしにしても音が濁りません。

ただ、だからといって1小節間ペダルを踏みっぱなしにするのを繰り返していくと、「曲全体がとても平坦で、単調なものとなってしまいます」とのこと。

なので、1拍目はペダルを踏まず、2拍目に踏むというペダリングを採用↓

こうすることで、

  • テヌートのついた2拍目の音を活かすことができる
  • より陰影に富んだ表現、思いを込めた音を作れる

だそうです。

「踏みっぱなしにする」と「2拍目だけ踏む」を聴き比べると

正直なところ、最初は「2拍目だけ踏んだほうが思いを込めた音を作れる?うーん、なんで?」と疑問だったんですが、実際に聞き比べてみると「はあ〜確かに!なるほど!」でした!

1小節間ペダルを踏みっぱなしにすると

まず1小節間ペダルを踏みっぱなしにすると、

  • ぼんやり
  • 実感がない
  • 幻みたい

ずっとこんな雰囲気なんですよね。「ぼんやりとした不安」、「理由は分からないけど悲しい」……そんな感じ。

なので、もし曲のタイトルが「将来への不安」とかだったら、踏みっぱなしのペダリングの方が合っていたかも?と思います。

2拍目だけペダルを踏む

一方で、2拍目だけペダルを踏む場合は、1拍目はペダルがなくて音がハッキリするんですよ。そして2拍目はホワ〜っとなる。それによって、

  • 1拍目に「現実」感
  • 2拍目で「不安」「現実逃避」感

という雰囲気が醸し出される。

リアルな現実とぼんやりとした不安が、交互に襲ってくるっていう……あー、これはキツイ!お人形でも何でも、相手が病気ならこっちの方が合ってるわ!!

というわけで、今回のペダリングには納得です。こういうのが、「曲想に合ったペダルの使い方」なんですね!


人生経験と曲の表現

あと、ペダリングの話ではありませんが、この曲の演奏についてもう少し。

ピアノ練習の進捗状況 February 2024」にも書いたように、この「病気のお人形」という曲は私の中で、

「何が悪いのかは分からないけど、いくら練習してもしっくりこない」

そんな曲でした。

ところが先月、家族みんなで代わる代わるコロナにかかり(後から判明しました、コロナでした泣)、高熱と咳に苦しんだ後に弾いてみたら、

「あれ?何だかいい感じ!」

ってなったんです!

pやppの解釈が拡がった

これは多分、先月の私の「p(ピアノ)」や「pp(ピアニッシモ)」の解釈が

  • 音量を小さく
  • 弱く
  • 優しく

じゃなくて、

  • 弱々しく
  • 虫の息で
  • 消えそうなロウソクの火のように

になっていたからだと思います。つまり、人生経験が曲の解釈を拡げてくれたということ!

……先月の私自身がだいぶ弱ってたから、偶然そうなったっていうだけですけどねw

でもまあ、偶然でもせっかく得た解釈なので、今後似たような雰囲気の曲に出会った時に活用しようと思います。

もちろん今度は、身体は健康なままで!!

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