「オルガン・ピアノ」シリーズで練習した曲の感想は毎月の「ピアノ練習の進捗状況」にも書いていますが、今回は「新版 みんなのオルガン・ピアノの本4」の収録曲に関する感想だけをまとめていこうと思います!
画像も追加していますので、ぜひご覧ください♪
ちなみに、「新版 みんなのオルガン・ピアノの本4」の難易度については以下の記事をどうぞ!
「新版 みんなのオルガン・ピアノの本4」の難易度 – バイエル後半と同じくらい?ブルクミュラーよりは簡単?
「新版 みんなのオルガン・ピアノの本 4」の曲ごとの感想 1~8曲目
では、曲ごとに弾いてみた感想を書いていきます!
1. ロシアのおどり
スタッカートの練習がメインの曲で、難易度としては多分バイエル50~60番くらいだと思います。
左手は「ドミソ」「シレソ」「シファソ」の分散和音か、「ドミソ」「シレソ」「ドファラ」の基本的な和音を弾いているだけだし、右手もメロディの繰り返しが多い。
右手と左手のタイミングも合わせやすいので、すぐに弾けるようになりました!
2. マラゲーニャ
これは結構苦戦しました……。
- 4分の3拍子
- 調号(シに♭)や臨時記号(ドに#)
- 最後の1小節以外は全ての音にスタッカート
という条件に加えて、なんかこう……掴みにくいメロディーで。
曲のほぼ半分は左手しか弾いてないし、繰り返しも多い割には時間がかかったしまった曲です。
3. きつつき
スタッカートと同音連打(指替え)の練習曲です。
「シ・シ・シ・シ・シ」や「ラ・ラ・ラ・ラ・ラ」を指番号「3,2,1,3,2」で弾き続けろっていうんですけど、
1鍵を3本の指で連打してたら指が渋滞するってば!!
他のピアノの本に「鍵盤の同じ場所を弾く」みたいなことが書いてあったので、そこを重点的に練習しました。
指がもつれまくりだったわぁ(笑)
4. ファンファーレ・メヌエット [曲: ダンコンベ]
これも指替えの練習曲です。
でも、前曲の「きつつき」よりは弾きやすかった!
そしてこの曲では重音の指替えもありましたが↓
これくらいなら大丈夫!!
だいぶ弾きやすくアレンジしてくれてるなあ、ありがたいなあ……!
5. くまのおどり [曲: エステン]
「オルガン・ピアノ」シリーズで初めて16分音符が登場!
といっても、16分音符があるのは右手だけです。
左手はずっと8分音符で「ド、ド、ド、ド、……」や「ソ、ソ、ソ、ソ、……」と同じ音を繰り返しているだけという親切設計!
一方で、右手で同音を「1, 2, 3」と指替えするところがあったり、スタッカートがたくさんあったりします。
さりげなく前5曲の練習要素が詰まっていて、「よく考えられてる~!」とその構成に唸りましたね!
6. おばけやしき [曲: カバレフスキー]
この曲も16分音符の練習曲で、16分音符があるのは右手のみ。
しかも、「ミレドシラ」や「ラソファミレ」など、2度ずつ下がっていくパターンの繰り返しで、右手と左手が同時に弾くところもほとんどありません。
ちなみに両手で弾くところは、こういう感じ↓
ただし、テンポが「Allegro(アレグロ)」っていうのがポイントです。
音がグチャグチャにならないように、でも早いテンポで弾くっていうのがなかなか難しかった~!
でも、良い練習になりました。
いまのところ、このテキストでのお気に入り曲の一つです♪
7. 野いちご
「オルガン・ピアノ」初めての、ホ短調の曲。
この曲は、右手はずーっと同じようなフレーズを繰り返しているので、覚えやすかった!
左手は、前半は弾きやすい伴奏なんですが、後半は難易度が上がります↓
小指で「ミ」を保持したまま、重音の移動。
しかも、黒鍵も絡んでくるので厄介……。
でもテンポがゆっくりめ(Andantino)なのもあって、全体としてはあまり苦労せずに弾けるようになりました♪
8. ドイツのおどり [曲: ハイドン]
お次はニ長調の曲です。どんどん新しい調を出してきますね~。
個人的に、この曲で苦労したのはココの右手パートでした↓
この「4」の指での指越えが上手くいかなくて、この曲はココばっかり練習してた気がします(笑)
「4」で指越えをしたあとの「3」が黒鍵(ニ長調なので「ド#」)っていうのも、弾きにくい理由の一つでしたね。
多分私は、指越えのときに手首を下げてしまう傾向があったんだと思います。
鍵盤の中央あたりだと大丈夫なんだけど、高音部に行くほど手首が下がりがちなので、今後は気を付けます……!
初級者用のテキストを作るのって、かなり大変なはず
実は私、遠い昔に少しだけ教育関係の仕事をしていたんですけれども、「初級者に何かを教える」って本当に大変なんですよ。
経験者から見れば「ほんの少しレベルを上げただけ」が、初級者にとっては「めっちゃレベル上がってる!!できない!!ムリ!!」ってなりうるし(笑)
なので、初級者用のテキストを作るのも相当大変だと思うんです。
そんな中、この「オルガン・ピアノ4」には同音連打や16分音符、ホ短調やニ短調、と次々に新しいチャレンジが登場しますが、
- 右手に新要素がある時は左手が簡単だったり
- 左手が大変な時は右手が休みだったり
と上手い具合に難易度の調整がされていて、
「すごい……!」
「お疲れ様です……!」
という感動を覚えています。(何目線なんだ、私w)
そのおかげで、「オルガン・ピアノ4」の8曲を大きな苦労もなく終えることができました。
残りの曲も頑張っていきます!