最近、ピアノの練習を始めました。
ちなみに私のスタート地点は、
- 年齢:アラフォー
- 楽器経験:小中学校の音楽の授業でリコーダーや鍵盤ハーモニカを弾いた程度
- 楽譜:真ん中の「ド」の位置だけはわかる
- 鍵盤:「ドレミファソラシド」の位置はわかる
というレベルです。
実質ゼロですw
そんな状態なのに、今年になって長年自分の中にあった「ピアノを弾けるようになりたい!」という気持ちに火がつき、15万円もする電子ピアノを大人買い。
その電子ピアノの中にバイエルやブルグミュラー、ツェルニー100番、ハノン第1過程というピアノ教則本の演奏例が収録されていたので、まずはその中でも最初にやるべきというバイエルの楽譜を買って自宅練習をスタートさせました。
ひとまず今の目標は「ピアノ初級」の卒業な訳ですが…….
「じゃあ、どれくらい弾けるようになったらピアノ初級を卒業したと思って良いんだろう?」
というわけで、今日はそれを調べてみました!
PTNAが設定しているステップ
PTNA(ピティナ)(一般社団法人全日本ピアノ指導者協会)が設定している「ステップ」では、ピアノの課題曲が難易度に応じて23ステップに分けられ、それらが大きく「導入」「基礎」「応用」「発展」「展開」の5段階に分類されています。
ここは安易に、「導入」と「基礎」を終えたら「ピアノ初級」卒業だと仮定すると……。
「導入」のレベルは?
まず「導入」レベルは3段階あって、バイエルで見てみると、
- 導入1→バイエル7-17番
- 導入2→バイエル18-28番
- 導入3→バイエル29-44番
だそうです(1-6番は導入にすら入れてもらえないんですね……)。
実際の楽譜の一部を見てみると、これはバイエルの9番なので「導入1」ですね↓

そして、これはバイエルの40番なので「導入3」に入ります↓

これくらいはまだまだピアノの「導入」なんですねえ……。
全くピアノやったことない人間からすると、これが「導入」であって「基礎」ですらないという現実はなかなかに厳しい~!
「基礎」のレベルは?
さて、同じくPTNAのステップによると「基礎」は5段階あって、
- 基礎1→バイエル45-60番
- 基礎2→バイエル61-71番
- 基礎3→バイエル72-79番
- 基礎4→バイエル80-90番
- 基礎5→バイエル91-106番
となっています。バイエルは106番までなので、バイエル修了=基礎の終わりということでしょうか?
そして、これらも実際の楽譜の一部を見てみると、これはバイエルの58番なので「基礎1」です↓

左手が忙しくなってきましたねー!
そして、こちらが「基礎5」に入るバイエルの102番です↓

えーっと……。
102番って本当に基礎なんですか……?
1小節の中に右手だけで何個の音符があるのよ〜!
しかもこの楽譜には後で「複付点4分音符」というものが登場するんですが、
複付点4分音符は、4分音符と8分音符に16分音符をたした長さです
って書いてあるんです。
し、4分音符と8分音符に……16分音符を足す……?
1/4+1/8+1/16=7/16 ってことですかね??
「1拍の16分の7の長さの音?を弾くの??何それ??細かすぎない???16分の8つまり2分の1じゃダメだったの??」
と、ピアノ経験ゼロの人間は思うわけですが(笑)、とにかくこれくらいは弾けないと「ピアノ初級」「バイエル程度」を脱することはできないらしいです。うーん、先は長い!
「バイエル80番程度」とは?
ついでに、以前友人が保育士課程の単位を取るためにバイエル80番程度を弾けなければいけないということを言っていたのを思い出したので、バイエル80番程度ってどれくらいなのかなーと思って見てみました。
こんな感じです↓

シャープがあちこちについてる……。
もうそれだけで十分難しそう!
そうだ、ヤマハミュージックメディアが運営している楽譜販売サイト「ぷりんと楽譜」のYouTubeアカウントに、バイエル80番の演奏動画があったので埋め込んでおきますね↓
ひゃー、速い……!そして腕が交差してる……!
早くも心が折れそうだ(笑)
でも、とにかくバイエルを全て弾けるようにならないことには始まらないみたいなので、まずはバイエル制覇に向けて地道に練習を重ねていこうと思います。
頑張るぞー!