「ジャズっぽい曲を弾いてみたい!」ということで、今度はこんな曲集を買ってみました↓
PlayTime Piano Jazz & Blues – Level 1 (Playtime Piano) (English Edition)
アメリカで出版されているジャズ&ブルースのピアノ曲集です。
歌詞がある曲は歌詞も載っています。
もちろん全編英語です♪
PlayTime Piano Jazz&Blues の難易度
今回の本は「Level 1: 5 Finger Melodies」ということで、基本的には両手で「メロディ」を弾きます。
- 1曲の長さは8~38小節
- 出てくる音符は8分音符から全音符まで
- 調号はないけれど、臨時記号は結構ある
- 指越えや指くぐりはないけれど、手の移動は多少ある
という感じの、導入レベルの曲が12曲収録されています♪
導入レベルからジャズ&ブルースの曲集があるなんて、さすがはジャズの国・アメリカですね!
ただし、基本的には曲の一部しか収録されていません。そこだけは要注意。
PlayTime Piano Jazz&Blues を弾いてみた感想(1)
では、実際に曲を弾いてみた感想を書いていきますね!
Jeepers Creepers (Music by Harry Warren)
1938年の曲だそうです。
短くて簡単だけど、早くも今まで弾いていたクラシック系の練習曲とは全く違う雰囲気を感じられて興奮!
参考として、YouTubeでルイ・アームストロングが歌っているバージョンを視聴しました。
こうやって実際に歌われているところを聴けるのも最近の曲を弾く楽しみですね♪
I’m Always Chasing Rainbows (Music by Harry Carrol)
これも弾くのは簡単♪
ちなみに、この曲はHarry Carrol氏の作曲だとクレジットされていますが、実際にはショパンの「幻想即興曲」からのメロディが使われている、とのこと。
なのでショパンの「幻想即興曲」も聴いてみました!
……確かに、完璧に「幻想即興曲」のスローなところのメロディだ(笑)
参考としては、フランク・シナトラが歌っているバージョンを視聴しました。
ショパンのメロディに歌詞がついてフランク・シナトラが歌ってるなんて……こんなことがあったんだ……!
Five Foot Two, Eyes of Blue (Music by Ray Henderson)
とても簡単な導入レベルのアレンジなのに、自然と手拍子をしたり、身体を動かしてリズムを感じたりしたくなる曲。
お気に入りです!
参考としては、ビング・クロスビーが歌っているバージョンを視聴しました。
アレンジが入りすぎて、最初は違う曲かなと思ったw
The Way You Look Tonight (Music by Jorome Kern)
これも弾くのは簡単!
ところで、この曲集のほとんどの曲には「Teacher Duet(先生による伴奏)」が載っているんですが、これが頑張れば私でも弾けそうなレベルの伴奏なんですよ。なので、伴奏の方も練習してみようかなーとか思ったり。
あ、この曲の参考としては、トニー・ベネットが歌っているバージョンを視聴しました。
はあ~、素敵すぎる……。
It’s Only a Paper Moon (Music by Harold Arlen)
曲の指示に「Fast and fun(早く、楽しく)」と書いてあるものの、いまいちイメージが湧かなかったんです。
でも、参考としてナット・キング・コールが歌っているバージョンを視聴したら、
「なるほど~!!そういう感じなのかー!」と納得。
弾くのが楽しくなりました♪
It Don’t Mean a Thing If It Ain’t Got That Swing (Music by Duke Ellington and Irving Mills)
少しリズムを取るのが難しかった……!
例えばここは↓

8分の8拍子だと考えれば簡単なんですけど、4分の4拍子のメトロノームに合わせようとすると途端につまづくことが多くて……。
あと、こんな感じで↓

メロディの始まりと終わりが小節の途中にあるんですが、これが何故か焦ってしまう!
でも、どちらも曲に慣れてくれば大丈夫になりました♪
ちなみに参考として聴いたのは、エラ・フィッツジェラルドとデューク・エリントンのパフォーマンスです。
あと、レディ・ガガとトニー・ベネットが歌っているバージョンもあったので、これもチェック!
アメリカって、昔の曲を最近の歌手がカバーする文化が結構ありますよね。
こういう、時代を超えて名曲が歌い継がれる感じが、すごく好き!
「表現すること」に一歩踏み出す?
というわけで、今日はここまでです!
今回は超初心者レベルの簡単アレンジの曲ばかりなので、楽譜通りに弾くこと自体は難しくありませんでした。
ただ、いろいろなアーティストがカバーしているのを視聴すると「こういう風に弾きたい」「これくらいの速さで弾きたい」というイメージが湧いてくるわけですよ。
でもそれを形にしようとすると全然上手く表現できず……悔しい!!
と、そんな感じで「表現すること」の楽しみ(と苦しみ)に一歩踏み出した感じです。
もっといろいろなアーティストのパフォーマンスを見て、もっと自分でも試してみたいなー!