前回と前々回で、「長調の主音と調号の関係を簡単に覚えるコツ」を学んできました。
「調号」から「調」を見分ける方法(1) – #が用いられる調号の場合
「調号」から「調」を見分ける方法(2) – ♭が用いられる調号の場合
ただ……これらを書いただけだと、また忘れると思うので(苦笑)、今日は実際に「調」を見分ける練習をしていきます!
練習問題
以下は、何調でしょうか?すべて長調とします!
1問目

えーっと、#の場合は右端を見るんですよね。
これは……この右端の音高、何だっけ?(そもそも楽譜を読む練習が必要w)
あ、「ソ (G)」だ、だから#がついて「ソ#(G#)」。その半音上が主音だから、主音は「ラ(A)」。
なので、「イ長調(A Major)」ですね!
2問目

これは「ト長調(G Major)」でしょ!!調号1つのものは、さすがに覚えてます!!
一応、ルールに則って考えると、右端の音高は「ファ#(F#)」、主音はその半音上で「ソ(G)」。なので、「ト長調(G Major)」!
3問目

♭の場合は……右から二番目の♭の音高がそのまま主音でしたよね??
右から二番目は「ミ♭(E♭)」で、これが主音。
「ミ♭」……。
「ミ」って、「イロハニホヘト」だと何だっけ??
ドレミ……ハニホ……「ホ」ですね!
で、♭は「変」。これは「ホ」の前に付ける。
だから、「変ホ長調(E♭Major)」!!
4問目

ええと……♭だから、右から二番目……。
右から二番目の♭の音高は、「レ♭(D♭)」。これが主音。
「レ」は……「ド」の次だから、ハ、ニ……「ニ」。
で、「ニ♭」だから(※「ニ♭」なんてものはありませんw)、「変ニ長調(D♭ Major)」ですね!!
やはり面倒なのは「ドレミ」から「ハニホ」への変換
うーん、やっぱり前回書いた通り、一番やっかいなのは「ドレミ」から「ハニホ」への変換ですね~。
一応、セオリーに則った見分け方も身につけます。
でも、それはそれとして、「パッと見て分かる」ように丸暗記もしたいなと思います(笑)
長調と短調を全部合わせても24個だし、うん、何とかなる!