引き続き、この曲集の練習をしています↓

前回までの記事はこちら↓
「きらきらピアノ こどものポピュラーメロディーズ 2」の難易度
「きらきらピアノ こどものポピュラーメロディーズ 2」全曲の感想(1) 1~3曲目
「きらきらピアノ こどものポピュラーメロディーズ 2」全曲の感想(2) 4~6曲目
今回は、7曲目の「オオカミなんかこわくない」を弾いてみた感想を書いていきますね!
オオカミなんかこわくない(「三匹の子ぶた」より) [チャーチル作曲]
ひえー!一気に難易度アップー!!!
実はもうすでに、この曲集の12曲目までの練習を同時進行でやっています。
その中では、この7曲目「オオカミなんかこわくない」と、次の8曲目「ミッキーマウス・マーチ」が飛びぬけて難しいです……!
2度、3度、4度、5度、6度、そして7度の重音が入り乱れる楽譜
まず、重音が多いんですよね。2度から7度まで、重音だらけ!
重音移動するところも多くて、例えば、
- 「3度→3度」(「ファ#、ラ」→「ミ、ソ」)
- 「4度→3度」(「ファ#、シ」→「ファ#、ラ」)
- 「6度→5度」(「レ、シ」→「レ、ラ」)
- 「6度→(指越え)6度」(「ソ、ミ」→「ファ#、レ」)
- 「3度→7度」(「シ、レ」→「(下の)レ、ド」
などなど。
「レガートに」という指示はないので、多少は気が楽ですが……。
いや、でも十分大変でした(苦笑)。
お洒落でキラキラした和音
でも、この重音たちのおかげで、初心者レベルのアレンジとしてはかなり良い感じなのです!!
以前こちらの記事で紹介した、「G6」とか「GM9」とか「GM11」とか(※すべて私の推測)、不思議で新鮮な響きがたくさんあって。
他にも、「Daug7(Dオーグメント・セブンス)」とか、「Dadd2(Dアド・ツー)」とか、「F#m(F#マイナー)」とかが、とても良いアクセントになってくれています♪
個人的には、この曲の「Daug7」の使いどころが好き!
主旋律を弾く手が右手と左手で入れ替わるサビ
ちなみに、この曲のサビ
「♪オオカミなんかこわくない こわくないったらこわくない」
のところは、主旋律を弾く手が右手と左手でコロコロ替わります。
具体的に言うと、
右手「オオカミなん」
左手「か こわ」
右手「くない」
左手「こわ」
右手「くないったら」
左手「こわ」
右手「くない」
です。
さらに、似たような歌詞がもう一度繰り返されるんですが、そこは少しメロディが違っていて、
右手「オオカミなん」
左手「か こわ」
右手「くない」
左手「こ」
右手「わく」
左手「な」
右手「い」
となっています。
もう、何が何だか、カオス!!
私は以前、「ずっと右手で弾いていたメロディを一部だけ左手が受け持って、そのあと右手に戻るのが苦手~」とか書いていましたが、もはやそんなことを言っている場合じゃないですね(笑)
和音の中に埋没するメロディライン
しかもこの時、右手も左手もほとんどずっと重音を弾いているんです。
つまり、右手2音+左手2音=4音を同時に弾いていて、
その中にあるメロディラインが上記のように右手と左手を行ったり来たり。
これでメロディラインを埋没させないのって、バイエルレベルの初心者には難しくないですか……??
ポリフォニーの部分も
あと、この曲のAメロ……で合ってるかな?
歌詞で言うと、
「わらのお家が さぁできあがり あとは何にも気にせず笛吹いて遊ぼう」
のところです。
この部分が、ポリフォニーっぽくなっています!
右手が上に挙げたような「6度から5度」や「6度から6度(指越えあり)」の重音移動をしている間、左手はポリフォニーっぽいメロディで曲を盛り上げているわけです♪
ポリフォニーは難しいけど、でもやっぱり弾けると楽しい~!
これはレパートリーに入れたい曲!
重音が入り乱れるし、主旋律を弾く手がコロコロ入れ替わるし、ポリフォニーっぽい部分もあるし……。
初心者にはなかなか難しかった~!
でも、弾いていてとても楽しかったです!!
この曲と、次の「ミッキーマウス・マーチ」はとても気に入ったので、もっと完成度を高めて私の「レパートリー」に入れたいと思っています。
もっと軽やかに、楽しげに、余裕をもって、リズムに合わせて弾けるようになりたい!!