今日は、こちらの曲集の↓

22曲目「春の小川」を弾いてみた感想をまとめていきます!
「裏拍うるさくなりすぎ問題」に大苦戦
この曲はですね、今までにピアノ練習の進捗状況で何度も書いてきた通り、とにかく「裏拍うるさくなりすぎ問題」に大苦戦しました。
赤く色をつけた音符がメロディラインで↓

「♪は〜あ〜る〜の〜、お〜が〜わ〜は〜」
となるべきところが、青い音符の打鍵が強くなってしまって
「はアあアるウのオ、おオがアわアはアー!」
となってしまうというね……。
この裏拍の部分を弾くのが、力の強い親指であるというのがより一層ハードルが高くしていた気がします。いや、気のせいではなく、絶対にそう!!
「mp」で差をつけるのが難しい
ただ、「f(フォルテ)」のパートはまだ良かったんですよ。
メロディの部分が「f」なら、裏拍が「mf(メゾフォルテ)」くらいでもそこまで気にならないし、「mp(メゾピアノ)」でも控えめで良い。
でも問題は、「mp」のところですね!↓

メインのメロディ部分を「mp」で、そして裏拍の部分はそれより控えめに「p(ピアノ)」で弾こうとするんですけども、これが難しかった!!
裏拍を安定的に「p」で弾くというのが難しくて、結果、裏拍の部分の音が抜けることが多発。
というわけで、この1ヶ月くらいはずっと「裏拍の抜け撲滅」に力を注いできました。
打鍵が弱すぎると音が出ない。親指はもともと力が強いから「ほんの少し強くしただけ」のつもりでも強くなりすぎてしまう。
そして親指に気を使いすぎると、手に変な力が入ってしまってメロディラインまで崩れる始末……。
「mp」のメロディを邪魔せず、それでいて抜けることのない裏拍ってこんなに大変なんだ!!と思い知りました。
今でもまだ成功率は80%くらいですが、最初と比べたらだいぶ良くなったと思うので、そろそろ合格とします!
「浅くすばやいペダリング」の強化!
あと、もう一つ。
今回の「春の小川」には、今夏「ピアノ・ペダルテクニック」で習った「浅くすばやい動きのペダリング」を取り入れました。
こんな感じで(画像は「ペダル・テクニック」のもの)↓

1拍ごとにペダルを踏み換えていったんですが、上記の「メロディvs裏拍」に気が行き過ぎると、すぐペダリングのリズムが崩れるんですよ……!
なので、ちょっとウルサいくらいにメトロノームを鳴らして、ペダリングのタイミング死守に努めました。
「一回タイミングがズレると、なかなか戻せない」という現実に、力不足を感じましたよね……うーん、せつない。
模範演奏と自分の演奏を比較すると
指ごとに打鍵の強さをコントロールすること。手と足を両方とも独立して動かすこと。「春の小川」は、それらの難しさを痛感した1曲でした。
でもだからこそ、
- 裏拍がうるさくなく
- ペダリングのリズムも合っていて
- メロディが綺麗に繋がっている
そんな演奏ができた時は嬉しかったー!
ちなみに、練習を終えた後に改めてピアニストの方の模範演奏を聴くと、その軽やかな「春の小川」感に感服します。そして同時に、自分の演奏の「濁流」感に絶望します……。
そんな曲でした(笑)
でも、楽しかった!