バッハ「インベンション」と「シンフォニア」のアナリーゼ(楽曲分析)の本を買いました↓

この本には、
- バロック音楽とは
- バッハの時代とは
- バッハの人生とは
というような、背景に関する情報は一切ありません。
あるのは、アナリーゼの予備知識が少し↓

あとはただただ、楽曲の構造や分析が書いてあるだけです。
でも私は、まずはこういうのが欲しかったんですよ!だから、この本が見つかって良かった!
「バッハ/インベンション アナリーゼの技法」の特徴
このアナリーゼ本の特徴は、楽曲の構成を視覚的に捉えられるように工夫されていることです。
例えば、「インベンション」の1番については
- どこが主旋律(A)?
- どこが対旋律(B)?
- 変化した主旋律(A’)は?
- 変化した対旋律(B’)は?
- 主旋律の中の部分音形(a1, a2)はどこ?
などの情報が、こんな感じで書き込まれています↓

他には、
- 主旋律・対旋律の反行・拡大・反復
- 提示部・経過部・移行部のような区切り
- 調性や属性
なども楽譜上に書かれています。
そしてその次のページには、旋律の音形や調性の動きをチャート化したものがあって↓

最後に解説が載っています↓

それぞれの曲にこういう感じで図解と解説があって、本の最後には↓

それぞれの曲のデータがまとまっているんです。どの調が使われたとか、転調が何回あるとか、主旋律(A)が何小節分あるとか。
うん、分析っぽい!私はこういうの好き!!
アナリーゼの本を見た感想
主旋律の反行とか拡大とかは、実はピアノで弾いていて分かっていたものも多くて、
「へ〜、主旋律をこんなに何度も再利用するんだ」
とは思っていたんです。
でもアナリーゼの本を見たら、私の予想の3倍くらい再利用されてました。
やるなバッハ……!
