引き続き、こちらの曲集をやっていきます↓

この曲集について書いた記事の一覧はこちらから↓
さてさて、今回の曲は11曲目「赤とんぼ」と、12曲目「大きな古時計」の2曲。
これらを弾いてみた感想を書いていきますね!
赤とんぼ [山田耕筰 作曲]
この曲は、全体的に難しかった~!
この曲集(全24曲)の前半12曲の中では、7曲目の「オオカミなんかこわくない」と8曲目の「ミッキーマウス・マーチ」に次いで難しかったです。
たったの16小節の中に、指替え・指越え・指くぐり・手の移動・腕交差などが詰め込まれていて、しかもポリフォニー感もあって……。
もう、かなり頭のメモリを消費する曲でした。
腕交差のまま右手も左手もメロディを
特に、腕交差が難しくって!!
前回、10曲目の「ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー」を弾いた時に、
「右手が腕交差をした状態でメロディを弾くのが難しい~!でも、今回は左手が簡単な重音伴奏だったから何とかできた!」
みたいなことを書きましたが、今回はそこから更にレベルアップ。
なんと、「腕交差をした状態で右手も左手もメロディを弾く」部分があるんです!!
そう、こんな感じで↓

上段(ヘ音記号)を右手で、下段(ト音記号)を左手で弾きます。
いやー、もう、この2小節にどれだけ苦戦したか!!!
右手は指替え&指くぐりがあるけれど、左手が邪魔で動きにくいし!!
右手に遠慮すると、左手が動けないし!!
腕交差をしていない時以上に、左手が右手にor右手が左手につられちゃうし……!!
腕交差をした途端に……。
はああ~。
腕を交差しただけで、途端に弾けるメロディのレベルが3、4、……もしかしたら5段階くらい落ちてしまう(苦笑)
ということは、私の場合、導入レベルの前半まで戻ってしまうということ……。
うーーーん。
なかなか落ち込む現実を見せつけられましたが、それでも、なんとかクリアしました。
大きな古時計 [ワーク 作曲]
さて、もう1曲は「大きな古時計」。
これは弾きやすかったです♪
まず、腕交差がない(笑)
そして、メロディラインは2度の音程で繋がっている部分が多い。
和音もCメジャー、Fメジャー、G7など分かりやすいものが多くて、覚えるのも楽でした。
「物語」を伝えるコード
それでいて、要所要所で
「Ddim(Dディミニッシュ)」や
「Faug(Fオーグメント)」、さらに
「E7♭5(Eドミナント・セブンス・フラット・ファイブ)」
などが使われていて、もの悲しい、切ない、そんな雰囲気もあります。
でも最後はメジャーコードで、穏やかな余韻を残して終わる。
「大きな古時計」って、歌詞だけ見ても「物語」があるし、メロディラインだけでもその雰囲気は伝わります。
そこに、和音でさらにその「物語」に深みを持たせているこの感じ、良いですね~~!!
最後の和音の響きで、「今はもう動かないその時計」を、
窓から差し込む午後の光が優しく包み込んでいることろまで想像できたもの。
和音って偉大ー!
ディミニッシュ、オーグメント、ドミナント・セブンス・フラット・ファイブ
さて、ここまでで、この曲集は前半が終了です!
うん、楽しかった~!
今後は後半の曲に挑戦しながらも、前半の曲の復習もやっていこうと思います。
ちなみに、この曲集をやり始めて、上の3種類(ディミニッシュ、オーグメント、ドミナント・セブンス・フラット・ファイブ)にだいぶ慣れてきた気がします。
あと、ハーフ・ディミニッシュもまぁまぁ区別がつくようになってきたかな……というところです。
とはいえ、根音に「♯」や「♭」がついているものはまだ難しいですが……。
そうでないものは結構親しみを持てるようになりました。
これは、「ディミニッシュ」も良く分からなかった今年前半(このへんの記事のとき)と比べたら、かなりの進歩!
これからも頑張ろうっと♪