現在使用中のテキスト「ピアノ・ペダルテクニック ~ピアノの美しい響きと表現のために~ 基礎編 」で、私が今取り組んでいるのは「ハーフペダル」に関するレッスン。
当然ながら、テキストの解説はグランドピアノでの練習を前提に書かれています。
でも、私が使っているのは電子ピアノ。(ちなみにRolandのHP702です)
「電子ピアノでも、踏み加減を変えればハーフペダルっぽいことができるのか?」
というわけで、実際に弾いた音を録音して、検証してみました!
その結果……。
電子ピアノでも、「ハーフペダル」は対応可能!(※ただし機種による)
こんな感じになりました↓(このためだけにYouTubeチャンネルを作ったわ!)
この時の音の波形は、こんな感じ↓
「少し踏む」時とくらべて、「底まで踏む」時はわずかに音が響いている時間が長いですね!
あと、この動画を作る時は上手く踏めなかったんですが、本当にちょーっとだけペダルを踏むと、上の「ペダル無し」と「少し踏む」の中間くらいの音を出すこともできます。
とりあえず、我が家の電子ピアノ(HP702)でもペダルの踏み加減で音の響きに違いをつけることはできそう!
電子ピアノのペダルにもスペックの違いがある
今更ながらHP702のスペックを再確認したら、ペダルのところに「プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダル(ダンパー・ペダル:連続検出)」と書いてありました。
Roland公式サイトによると、「プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダル」とは、
プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダルとは、アコースティック・ピアノ特有の踏みごたえと音色変化を実現したダンパー・ペダルのことです。
プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダルには、以下の特長があります。
HP504/HP506/HP508:プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダルとは何ですか?
- 踏み始めは軽く、ダンパーが動き始める瞬間から重みを感じるアコースティック・ピアノ特有の踏み応えを再現。
ペダル効果のきき始めがつかみやすく、ハーフ・ペダルによる微妙な余韻や響きもコントロールしやすくなります。- ペダルを踏み込む深さによる減衰の仕方の違いも忠実に再現。
ハーフ・ペダル時の “離鍵後すぐに音が減衰し、その後は音が伸び続け、豊かな広がりや響きが残る” という独特な余韻も、リアルに表現します。- 連続検出により、微妙な踏み加減の違いも忠実に再現します。
ほほぉ~!
電子ピアノを買うときは全くペダルの機能について考慮してなかったし、上の文章を読んでも「その機能って要る?」という感じでしたが(笑)
ピアノを始めて3年目、しかも3年目が終わりに近づいている今になって、ようやくその機能の必要性が分かりました。
ちなみに、Rolandの電子ピアノでもさらに上位機種になると「レスポンシブ・ダンパー・アクション・ペダル」というのが出てきます。
「プログレッシブ・~」の機能に加えて、
レスポンシブ・ダンパー・アクション・ペダルでは、ダンパーを踏んだ時よりも戻す方が軽くなるグランドピアノの特性までも再現しています。
LX708:レスポンシブ・ダンパー・アクション・ペダルと、プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダルの違いはなんですか。
よりグランドピアノの感覚に近くなるよってことですね。
いいねえ~。
まあ、LX708なんて50万円以上もするから、今の私にはムリだけどー!(笑)
話が逸れましたが、とにかく手持ちの電子ピアノでもハーフペダルっぽいことはできそうなので、これから練習に精を出そうと思います。
ペダルって、ピアノを始める前に思ってたより奥が深くて楽しい!