ピアノ初級者の中には、「休符」をおろそかにしがちな人もけっこういると思うんですよ。
例えば「ド、ミ、ソ、休符」であるべきところを、「ド、ミ、ソー」って伸ばして弾いちゃう人。
まあ、私のことなんですけどね?
でも最近、
初級者用にアレンジされた楽譜にある「休符」って、実は初級者への優しさかも……
なんて思うわけです。
ひとつ例を挙げると、ここの左手の休符は↓
「この間に、左手は次の音の準備をしなさいね!」
という編曲者の声が聞こえる気がしませんか?
次の音を弾くために手の移動が必要なケースでは、特にそう。
もちろん音楽的に云々っていうのもあるだろうけど、手を移動する時間的な余裕を与えてくれている気がするのです。
優しい~!
そして、そう感じるようになってから、ちゃんと休符を守るようになりました。
「いやいや、ちゃんと音楽的な意味で休符を大事にしなさいよ!」って自分でも思うんですよ、思うんですけど、
理論的なことよりも、
「初級者(私)に配慮してくれている」
「私のことを大事にしてくれている」
という感情の方が行動を変えるきっかけになりました。
まさに、
「人間は理論で納得し、感情で行動する」
という、どこかのマーケティング戦略どおりに動いている凡人です(笑)
まあ、とにかく休符を大事にするようになったので、結果オーライってことで!