こちらの記事の続きです↓
紙の楽譜をデータ化する方法(前編)- 菊倍判の楽譜を、A4スキャナー&断裁機で使えるようにする!
前回、なんとかA4サイズに整えることができた楽譜たち。
今回は、それらをデータ化していきます!
今回使用するのは、こちらのスキャナーです↓
![](https://pf.cotonohat.jp/wp-content/uploads/2023/02/ScanSnap-iX1600-400px.jpg)
スキャナー専用機のスキャン速度
さて、前回断裁機でA4サイズにカットした楽譜および音楽に関する本たち↓
![](https://pf.cotonohat.jp/wp-content/uploads/2023/02/ピアノの楽譜をデータ化する方法-その1:菊倍判の楽譜をA4にカットr-400px-1.jpg)
スキャナーの原稿差込口にも、キッチリおさまります!
![](https://pf.cotonohat.jp/wp-content/uploads/2023/02/ピアノの楽譜をデータ化する方法-その2:ScanSnapでスキャンa-400px.jpg)
あとは、「Scan」ボタンを押せば↓
![](https://pf.cotonohat.jp/wp-content/uploads/2023/02/ピアノの楽譜をデータ化する方法-その2:ScanSnapでスキャンb-400px.jpg)
最大40枚/分のスピードでスキャンされていきます!
両面&カラーの読み取りでこの速さを出せるのは、さすが専用機……!!
そして、あっという間にパソコンに転送されるデータ↓
![](https://pf.cotonohat.jp/wp-content/uploads/2023/02/ピアノの楽譜をデータ化する方法-その2:ScanSnapでスキャンc-600px.jpg)
ん?
「16ページ(9枚)」ってあるけど何で?
9枚で両面読み取りなら18枚では?
と一瞬思いましたが、何も書かれていない白紙のページは自動で削除されるようになっているんです。賢い!!
(あ、もちろん、白紙のページを残すようにも設定できますよ♪)
スキャナー専用機の弱点
そうそう、賢いと言えば、このスキャナーは自動で原稿内の文字を認識してタイトルや日付をつけたり、上下を調整したりもできます。
ただ、「文字らしい文字がない原稿」の上下調整は苦手らしく、楽譜もこの通り↓
![](https://pf.cotonohat.jp/wp-content/uploads/2023/02/ピアノの楽譜をデータ化する方法-その2:ScanSnapでスキャンd-400px.jpg)
拡大すると、↓
![](https://pf.cotonohat.jp/wp-content/uploads/2023/02/ピアノの楽譜をデータ化する方法-その2:ScanSnapでスキャンd2-400px.jpg)
左側のページは上下が逆になってます(笑)
こうやって勝手に逆さまに「調整」してしまうことが結構あるので、楽譜やイラストをスキャンするときは「自動で上下を判定する」設定はオフにしておいた方が良いかも知れません。
(ちなみに逆さまになってしまったページは、付属のPDF編集ソフトを使えばすぐに回転・修正ができますよ!)
スキャンした楽譜のデータサイズは?
ところで、
- 画質:スーパーファイン(カラー)、300dpi
- 圧縮レベル:中
という条件で81ページ分の楽譜をスキャンしたところ、そのデータサイズは
![](https://pf.cotonohat.jp/wp-content/uploads/2023/02/ピアノの楽譜をデータ化する方法-その2:ScanSnapでスキャンe-400px.jpg)
PDFで44メガバイトくらいになりました。
その中の任意の1ページを画像ファイルとして出力してみると、
- 幅:2,449ピクセル
- 高さ:3,433ピクセル
- 解像度:300dpi(水平・垂直ともに)
となり、データサイズは480キロバイト程度。
これくらいあれば、またA4の紙に印刷してみても、文字が潰れたりはしません!
データで良い楽譜はデータで保存、紙が良い楽譜は紙で保存
というわけで今回は、「データがあれば紙で保存しなくても良いな」と思った楽譜をどんどんスキャンして、データ化していきました。
そして基本的には、データ化が終わった紙の楽譜は手放しています。
……まあ、「データにもするし、紙でも残す」ものも結構あるんですが(笑)
とにかく、データで良い物はデータにして、手放せるものは手放す。
そして空いたスペースに、また新しい楽譜を入れていきます!!